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☆慢性腎不全について





【慢性腎不全】


●腎不全とは?
 腎臓の機能の4分の3あるいはそれ以上を失う状態を腎不全といいます。腎臓の主要な機能のひとつには、体内で代謝されて不用となった物質と余分な水を排泄する役目があります。血液が腎臓を通るとき、血液中の老廃物、水や他の化学物質が濾過されます。また、腎臓は血液中の化学的成分を調整しています。腎臓は体に不可欠な液体、化学物質や電解質(塩分など)を一定量に保つために再吸収します。腎不全になると老廃物を排泄したり、体に必要な液体や電解質を再吸収することができません。症状として飼い主の方が気づく前に、腎臓の4分の3はすでに障害を受けています。

●腎不全のタイプは?
 慢性と急性があります。飼い主から猫の状態の変化について詳しい情報を伺えば、ある程度予想できます。慢性腎不全では数週間から数ヶ月、急性腎不全では数日間で症状が現れます。

●症状は?
 飼い主が最初に気づく症状は、多飲、多尿です。水をよく飲むので、夜にもトイレに行くことで異常と思われる方もいます。この時点では猫は健康に見えます。
 腎臓の病気が進行すると、猫は水をたくさん飲んでも体内で代謝できず、体液や電解質バランスを適切に保つことができなくなります。この状態が尿毒症です。尿毒症になると、多飲、多尿に加えて、食欲減退、嘔吐、下痢、脱水が始まります。慢性腎不全がさらに進行すると体重減少、貧血、口腔内潰瘍、骨の異常が現れてきます。

●腎臓病の原因は?
 腎臓病をおこす原因はいくつもあります。一般的なのは、細菌やウイルス感染、先天的異常、中毒、腫瘍、腎臓の外傷です。また、他の病気から波及することもあり、とくに膀胱、肺、子宮、腫瘍、歯の病気などと関連することが多いようです。飼い主は原因に関係なく、元の病気が続く場合は腎不全に対しても注意を払わなければなりません。

●治療は?
 腎不全には標準的な治療法はありません。猫の全身状態、原因、回復能力によって、治療方法は変わります。
 急性腎不全では、通常、腎臓に大量の液体を潅流させ、体内の液体を補充し、電解質のバランスを正常に戻す必要があります。大量の液体は、一般的には静脈注射で行います。さらに、状態によっては感染や嘔吐を抑えたり、失われた電解質を補充する治療も行います。ほとんどの場合、腎臓の機能が回復するまで入院治療が必要とされます。腎臓機能を監視するために、毎日検査が行われます。  慢性腎不全は治る病気ではありません。獣医師はできる限り命を延ばす処置を行いますが、飼い主の家庭内看護がとくに重要となります。慢性腎不全の猫は生涯、獣医師による指示と管理が必要とされます。治療方法のひとつとして、猫にできるだけ水を飲ませるようにします。水を多量に飲むことによって残存する腎臓組織の機能を高め、老廃物の排泄をスムーズにするのです。但し、嘔吐がある場合は水を制限します。
 食事療法は腎臓病をコントロールし、尿毒症を最小限に抑えるために重要な役割を果たします。良質のタンパク質でなければ老廃物は増加し、腎臓に負担がかかります。獣医師は猫の必要に応じたタンパク質、ビタミンとカロリーの含まれている食事を勧めます。良質のタンパク質が含まれる食べ物には、鳥肉、赤身の肉、卵、カテージチーズ等が挙げられます。

●腎不全になってからどのくらい生きられるか?  考慮しなくてはいけない問題がいくつもあるので、一概に答えられません。獣医師は、猫の過去の病歴、身体検査、検査結果に基づいて生存期間を予測します。多くの猫は、適切に管理されていれば長期間家庭で生活することができます。
 しかし時として、ほとんど腎臓機能が失われて、激しい尿毒症から回復できない不幸な猫がいることも理解してください。

 慢性腎不全は猫の生命を脅かす進行性の病気ですが、食事療法や薬物治療についても多くの研究がされており、昔に比べれば延命させることが遥かに可能になってきました。血液透析についても小動物利用の研究が進められ、国内で実用段階となる日は近いでしょう。


「猫の慢性腎不全 製薬会社が開発へ」 ~以下、簡単に抜粋~
●猫の腎不全は、動物病院に来院する猫の約1割、年間35万匹にみられる病気で、治療薬が開発されれば需要は大きいとみられる。
●動物薬大手の日本全薬工業が、2010年までに量産をめざす。
●HGF(肝細胞増殖因子)は、腎臓の細胞を修復・再生するとみられ、完成すれば新たな治療法となる。
●年内をめどに猫への有効性を確かめ、来年以降効果的な用量設定など実用化を急ぐ。


HGF遺伝子は日本で発見されました。肝臓って切り取っても再生するっていいますよね。その再生する機構をつかさどってる遺伝子なんだそうです。
それを発見したので、他の臓器にも使ってみようって思ったようです。
腎臓、肝臓、心臓、あらゆる臓器を再生する劇的な変化が起こるんだそうです。人においても、慢性腎不全や肝硬変などは完治しない病気。 もし、この遺伝子を有効に使えるようになったら、透析患者さんもいなくなるかもしれませんね...。

ここで考える事は・・・新薬を作るために研究される。健康な動物が犠牲になるって事...。この事実は忘れてならない事です。
病気が治ると分かれば現在苦しんでいる仔達は助かるかもしれない。
私も含め、多くの飼い主さんが思っていると同時にマリンがこの新薬で治るなら嬉しい。
だからと言って『動物実験』を応援するという事ではない。ほんとだったらそれ自体なくして欲しいと思ってる。 私は私の出来る事をやっていこう。そう思う。

2年前の新聞の新薬開発記事・・・
新聞記事

コチラにもありました。契約締結したと言う内容です。

日本全薬工業




■検査結果報告(腎不全)■




* ■ネフガード ☆食事関連用品・サプリメント・お水 *
協和発酵から出ている活性炭サプリメントです。
植物を原料とした自然派活性炭で、腎不全の犬や猫の体内にある有害物質を吸着し 排泄によって除去するもの。
見た目は炭のようだ。顆粒と粒の2種類がありますが、我が家では小さめを使用中。
尿毒の元になる成分を腸管で吸収して便と一緒に排出してしまうというサプリメントです。



* ■クレメジン ☆食事関連用品・サプリメント・お水 *

これはクレアチニンや 尿酸などの腎臓が悪くなると、体にたまる尿毒症毒素を吸着してくれます。
このような尿毒症毒素のなかには、腎機能を悪化させるものもあるのです。
クレメジンはこれらを腸管の中で吸着除去してくれます。
毒素を吸着したクレメジンは糞便とともに体の外に捨てられますから、体の中には毒素が無くなるというわけです。
このくすりの有効性や副作用は10年以上にわたって日本各地で行われた研究 によってしっかりと確認されています。
クレメジンと似た作用があると期待されるのがマッシュル-ムエキスで、シャンピニオンエキスという名前で市販されています。
慢性腎不全という下り坂をころがるスピードを遅くしたり、出来ればわき道へそれたいものです。
そのためには、まず、腎不全の進行を進めてしまうような毒素が体の中で出来ないようにしてしまう。
これが シャンピニオンエキスです。クレメジンというくすりが腎臓を悪くする尿毒素を吸着して、排除するのに対して、
シャンピニオンエキスは食品ですが、そのような尿毒素の生成を抑え込んでしまうのです。

◎シャンピニオンとは、フランス語でマッシュルー ムのことをいいます。





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